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Audibleで読了。書店で見かけたことがあって、ずっと気になってた作品です。

※以下ネタバレ注意

ぶっちゃけ、あまり好みではありませんでした。経済教養小説にありがちな、ちょっとわざとらしい感じが…😅

でも読み進めていくうちに、なるほどなあと思う部分もありました。特に印象に残っているのがこちら。
他者を愛することを知ると、その人がどう感じているかを考えるようになる。自分と他者では見え方や感じ方が違うことに初めて気づく。そして、愛する人を守ろうと思うと社会が人ごとでなくなる
昔読んだ「国家の品格」という本に、
愛は家族→地域→国→世界に広がっていく
という記述があったんですが、正しくそれだなあと。

国家の品格(新潮新書)
藤原正彦
2012-07-01


お金という分かりやすい道具に隠れがちですが、一人一人が誰かを思っているからこそ社会は成り立っていて、支え合って生きているという本質を理解しながらお金を使うことが大切なのかもしれないと思いました。

お金に対する価値観の幅が広がる一冊です!